本格茶芸にこだわれば、淹れるのが難しそうなイメージの中国茶ですが、日本茶同様に形式にこだわらなければ、手軽に楽しめます。自分に合った淹れ方を見つけて楽しみましょう。

おいしく淹れる条件

中国茶も、普通のお茶なので、茶葉の量、お湯の温度、お湯の量、抽出時間が適切であれば、特別な茶器が無くても、誰でも美味しいお茶を入れることができますよ。

お茶の種類ごとに美味しく淹れるための条件を表にしてみました。(参考:中国茶の教科書)

 

洗茶とは、中国茶独特の作法で、茶葉を最初にすすいで使うことで、倉庫で熟成保存した黒茶には必須工程です。

潤茶とはお湯が浸透しにくい茶葉の場合に一煎目を美味しく香り高くするために、お湯でさっとすすぐことで、茶葉の固い白茶や、茶葉が大きく厚みのある青茶で行うことが多いです。

硬水と軟水の違い

中国茶も、日本茶と同様にタンニンが含まれているので、水の硬度が影響します。

中国は硬水が多い国なので、中国でお茶を飲むと、色が濃くなり、渋みと香りが弱くなる傾向になります。同じ茶葉でも、日本に帰って、軟水の水道水でお茶を淹れると、見た目や味に違いがでてきます。

中国茶でも上質なものは、軟水のほうが美味しくなる場合があり、グレードの低い茶葉はお茶の風味を抑える硬水のほうが、欠点を隠し美味しく飲める場合があるそうです。

 

中国茶道具

日本茶で使うものがかなり代用できると思いますが、中国茶の雰囲気を楽しむためにもあったらいいと思う、手軽に楽しむための中国茶道具を紹介したいと思います。

蓋碗(ガイワン)

茶器蓋碗 青磁 風清堂

感想(3件)

お茶を淹れるための急須にも、そのまま飲むための湯呑みにもなります。

磁器製の物は香りが付かないので色々なお茶に使えるので、ひとつあれば便利。

湯呑みとして直接飲むには、少しコツがいります。

 

蓋杯(ガイベイ)

【茶こし付きマグカップ(白龍)】有耳蓋杯/磁器製/


中国茶を日常的に飲みたい人にお勧めです。

茶漉し付きマグカップなので、飲むときは茶漉しを外し、おかわりを飲むときはまた茶漉しをカップに戻してお湯を注ぐだけ。

お茶も渋くならず、淹れ方も簡単なので、ひとつあれば便利です。

中国茶用マイカップに、イチオシです。

 

茶壺(チャウフ)

宜興紫砂壺・西施壺200ml 盛荷芬 焦茶(茶壺・急須)

感想(2件)


日本の急須みたいなものです。

紫砂の茶壺は臭いを吸収するので、最初に入れた茶葉専用で使います。違う茶葉を淹れてしまうと、その香りが混ざってしまい、取れなくなってしまいます。

茶壺を一種類のお茶だけを淹れ続け、大事に使いこむことを中国では「養壺」呼び、大事に育てた茶壺は、使う度に茶葉の香りを吸収し香り深い茶壺になっていくそうです。

工夫茶器を揃えて、本格茶芸にこだわりたいなら、これですね。

 

公道杯(ゴンダオペイ)

白磁の中国茶器・元香茶海(公道杯)200ml

感想(1件)


ピッチャーみたいなもので、蓋碗や茶壺、ガラスコップなどで茶を淹れて、ちょうどよい濃さになった時にお茶を移して使います。お茶の濃さを均一にして、濃くなりすぎて渋いお茶になるのを防ぎ、何人かの客をお迎えする時にあると便利です。

茶海とも呼ばれています。

 

濾網(リゥワン)

中国茶器 磁器製 茶漉 青花瓷托濾網

感想(1件)


蓋碗などから、公道杯(茶海)へ移し替える時などに茶葉を濾す為に使う茶漉しです。

最近はステンレス製の物が多いですが、陶器製などの凝ったデザインなものもあります。

日本茶の茶漉しを使っても大丈夫です。

 

茶荷(チャーハー)

精簡茶荷(玉磁)

感想(3件)

茶葉をお客様に鑑賞してもらうための入れものです。

手のひらサイズで、口が狭くなっているので、必要な量の茶葉を一旦置いて、蓋碗や急須などに入れるのに便利。

 

茶杯(チャーペイ)

白磁の中国茶器・小品茗(茶杯・品茗杯)20ml

感想(1件)


お茶を飲むための杯で、サイズは日本の湯呑みと比べかなり小さく、日本酒の猪口くらいです。

縁が薄いものが、お茶の繊細な味が伝わりやすいみたいです。

 

茶罐(チャーグァン)

茶缶 茶筒(お茶入れ)双龍渡海 1個【中国茶器・台湾茶器】陶器製茶筒


日本の茶筒にあたります。

茶葉は日光に当てずに保管することが望ましいため、長期保管などは、このような容器に入れて保管しましょう。

いろいろな素材の物がありますが、通常の茶葉は、密閉された物がよいのですが、崩した後のプアール茶など、通気性の良い、紫砂素材などの茶缶で熟成保存させたほうがいい場合もあります。

茶葉の性質にあった材質の物を選びましょう。